注文住宅では契約から5ヶ月以内の引渡しスケジュールが多いが

家づくりにはそれぞれの施主によって建築期間についてのスケジュールが異なってくると思います。ある施主はモデルハウスを見学してから新居に入居するまでの期間を1年ぐらいと設定し、また別の施主はその期間を半年ぐらいと設定するることもあるでしょう。では実際はどうかと言えば、建築期間が5ヶ月以内のものが半数以上もあるのです。これはハウスメーカーが半年ごと年2回の決算期に合わせようとしていることにも原因があります。こうした事情から、ハウスメーカー側はモデル住宅を見学に来た客に対しては、5ヶ月以内の引渡しを契約の条件にすることが多くなっています。住宅営業マンが契約を急かすのも、これがあるからです。つまり設計、見積もり、工事をすべて5ヶ月以内に済ませようとするためにスピードが要求されるのです。しかしこれはミスを出す原因になりかねません。同じミスでも床の色の違いぐらいでしたら修正は簡単なのですが、基礎工事にミスが起こったりすると非常に厄介なことになります。

ハウスメーカーのペースに乗せられて建築スケジュールを早めてはいけない

ハウスメーカーが建築スケジュールを急がす理由については上で述べましたが、いろいろなミスの原因になる以上、施主としてはハウスメーカーのペースに乗るのは考えものです。つまりハウスメーカーが提案する建築スケジュールはメーカーだけの利益のために設定されていると考えられるからです。また5ヶ月で引渡しの場合は10月契約で3月の引き渡し条件になるものが多いのですが、この場合、子どもの転校や施主自身の転勤などの条件が伴うこともあるため、余計に引渡し物件が集中することになります。これではいかに工期が早いハウスメーカーとは言え、物件をさばききれず工期が大幅に遅れることも珍しくありません。施主側はこうした事情をよく考慮して、メーカー主導のスケジュールには注意してかかる必要があります。