ハウスメーカーとの契約には注意を怠らず万全の構えで臨もう

一般的に家を建てる施主側の思いと、それを売り込むハウスメーカー側の意図は一致することは少ないと考えていいのではないでしょうか。つまり施主側の思いが「とにかくいい家を建てたい」なのに対して、ハウスメーカー側の意図は「とにかく分の良い契約を早く取りたい」というものだからです。もちろんハウスメーカー側にも「よい家を建てたい」という思いはあるでしょうが、残念ながらそれは二の次なのです。つまり、「とにかく契約が先だ、家の品質については、その次に考えよう」というスタンスなのです。したがって営業マンはあの手この手を使って「とりあえず契約を」と、施主に迫ってくるのです。この戦術に乗って、とりあえず契約をしてしまう施主は少なくありません。営業マンの常套戦術である値引きや工期短縮などの話に乗せられてしまうのです。これで何も起こらなかったら良いのですが、そうでない場合が多いのです。特に営業マンは言う工期についてはよく気をつけなければなりません。

契約書に書かれた着工日や竣工日には裏がある

契約に際しては営業マンは契約書類を前にして簡単ながら一応説明してくれます。書類には次のようなものがあります。①契約書。②建築工事請負契約約款。③設計図。④見積書。営業マンはこれらについてザット説明した後、「以上ですが疑問点がないようでしたらこちらにご住所、お名前、それに捺印をお願いします】と言うと思います。たいていの人はこの段階で「ちょっと待ってくれ」とは言わず、すすめられるままサインをしてしまうのではないでしょうか。もちろんその場で渡された資料を全部読むことは困難でしょうから、それはいたし方ありません。でも営業マンはそれをしっかり計算しているのです。ですからこそ前もっとこうした書類に目を通させないために契約の直前に渡すのです。では着工日や竣工日の裏の事情とはいったい何なのでしょうか。これについては次の項で説明することにします。